おやじ山の山の幸は、何と言っても春の山菜(越後では「山野菜」という)と秋に採れる
きのこである。今は亡き文豪「開高健」は山菜の味覚について次のように書いている。
『物にはおびただしい味、その輝きと翳があるが、もし<気品>ということになれば、それ
は<ホロ苦さ>ではないだろうか。山菜のホロにがさには<気品>としかいいようのない一
種の清浄がある。この味は心を澄ませてくれるがかたくなにはしない。ひきしめてくれるが
たかぶらせはしない。ひとくちごとに血の濁りが消ていきそうに思えてくる。』
さらに秋になれば、おやじ山のあちこちできのこや木の実が採れる。これらの全てが、お
やじが恵んでくれた俺たちへの贈り物だと思っている。
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谷川の取水口 |
冬季の水場 |
冬の炊事場 |
水穴にて |
山菜の王者ワラビ |
春一番フキノトウとコゴミ-1 |
フキノトウとコゴミ-2 |
春の朝食 |
ゼンマイの収穫 |
ゼンマイもみ |
きのこの収穫 |
クリタケ |
枯れ木のヒラタケ(カンタケ) |
伐倒木に生えたヒラタケ |
椎茸栽培 |
ミズナラに生えたナメコ |
絶品ヤマノイモ |
おやじ山のミョウガ |
アケビの収穫 |
キウイの原種サルナシ |
ナツハゼの収穫 |
果実酒作り |