おやじ小屋の風景生活の四季    top page
食の暮らし(山菜の王者ワラビ)
 人によっては、「山菜の王者がワラビ?」と不審がるかも知れない。しかし俺にとっては断然「山菜の王者はワラビ」である。おやじ山には太くて柔らかい最高級ワラビがたくさん生えていて、そのぬめりと食味は絶品である。しかしこのワラビ、毒草の代表格で人だけが食べる。灰をまぶしてアク出しして食べることなど、よくぞ先人は発見したものである。保存食にするなら、同寸のワラビを一束づつ縛り、たっぷりの塩のサンドイッチで樽に漬けこむ。水に晒して塩抜きすれば、そのまま生で食べられる。