山菜 -春のめぐみ-
ウルイ(別名:オオバギボウシ)

 雪解け水が流れ落ちる急な崖などに立派なウルイが生える。緩い斜面のものはどうした訳か株が貧弱
である。
 
滑って崖下に転落しないように細心の注意を払って、葉の開かない先の尖った株(写真の株は開いて
しまっている)を鎌で切り取る。出来るだけ根元から切り取って株をパラパラにしないことである。

 太く立派なウルイは最近は貴重品になってしまった。



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食べ方サッと茹でて手早く流水で晒す。マヨネーズをたっぷり掛けて食べる。
ぬるっとした歯ざわりとほんのりとした甘み、マヨネーズの酸味が口の中で絡まり、噛むほどに溶け合ってスルリと胃に落ちていく。これを食べないと春が来た気がしない。

ポイントはあくまでも茹で方である。早すぎず(ぬめりが出ない)、遅過ぎず(歯ざわりが消える)、気を引き締めてとにかくちょうど良く茹でるのである。気合である。