フキ(ヤマブキ)
「なあ〜んだ、フキかあ!」とあなどってはいけない。おやじ山のフキは味、香りとも抜群であ
る。次兄の友人などははるばる新潟市からやって来て、立派なワラビやウドなどには目もくれず
ひたすらこのフキを採って帰る。向かいの山菜山には太くて柔らかい立派なフキが生える。
若い茎は皮をむかずにゆでてキンピラにする。生長したものはゆでて皮をむき、煮物などにする。筍や身欠きにしん、油揚げと一緒に煮込んだ料理などは、やはりお袋の味がする。
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