おやじ山にヤマザクラの花びらがチラホラと舞いウグイスの鳴き声がこだましている時など、ふっ と作業の手を休めて一服したくなる。そしてお茶の茶碗を手にしながら(時には間違えてお神酒が 入ることもある)「こんな幸せがあるだろうか」と無条件で山に感謝してしまう。おやじ山のヤマ ザクラはそんな気にさせる存在なのである。私の持ち山に老大木が何本かある。