オオキツネヤナギ  大狐柳  (ヤナギ科)

冬の間に降り積もった堅雪がようやく春の日ざしに解け始めると、雪の中からビロードのような白い毛の
防寒帽子を被ってオオキツネヤナギが顔を出す。
まだ樹木も草花も雪解けを待って少しも活動していない中で、まるで春を伺う斥候役のような印象を受
けるのだ。


さらに一言
別名:オオネコヤナギ(大猫柳)・キンメヤナギ
名前の由来は、花の苞に生えた金茶
色の毛をキツネの毛の色に見立てた。
また葉の大きさは日本のヤナギの中で
最も大きい。
日本海側の多雪地帯の樹木で新潟県
には特に多い木である。