ウワミズザクラ   上溝桜  (バラ科)

春、ブラシ状の白い花を絢爛と咲かせていたウワミズザクラは、8〜9月ころになると果実が赤〜
黒色に熟す。この実は食べられるし、果実酒にするときれいな色の逸品が出来る。香りも良い。
雪国越後では春の花のつぼみを塩漬けにして食用にする。(杏仁香=アンニンゴと呼ぶ)
冬の果実は写真のようになって、冬鳥の食用となる。


一見桜の仲間とは思えないが、ブラシ状の花の花弁を仔細に見れば桜だと納得がいく。
樹皮の皮目も細く短いが桜肌である。
この樹皮を使って桜皮細工を作る。


前へ 戻る 次へ