春一番のカタクリやキクザキイチゲの花の絨毯が終わりに近づくと、入れ替わるようにイカリソウ の群落がおやじ山を彩る。 花が船の錨の形をしているのでこの名があるが、よくまあこんな形になったものだと自然の造形美 に感嘆してしまう。 おやじ山にはたくさん生えていて、常緑の葉は冬でも良く目立つ。花の終期には初々しいしい若葉 が展開するが、冬を越した葉が紅葉したまま残っていたりする。 紅色に縁どられた若葉も美しいものである。