初夏の山   オオニワトコ   (スイカズラ科)

赤い実の付き方から、一見ドクウツギではないかとギョッとさせられるが、ニワトコの日本海要素植
物「オオニワトコ」である。主幹が低く横に這って、しばしば根を出し、小葉がニワトコより大きい
。おやじ山の杉林の脇にこの木の大きな株がある。


さらに一言
ニワトコの枝を黒焼きしたものにうどん粉を混ぜて練ったものは、骨折や打撲傷に効くというので、漢名は「接骨木(せっこつぼく)」である。
また枝には太い髄があり、顕微鏡観察の切片を作るのに用いられる。
若芽は山菜として利用される。

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