初夏の山   マタタビ    (マタタビ科)

おやじ小屋の周りに実にたくさん生えていて、いつも下刈りの対象になる。最初にサルナシを知った
時、この木を見て「おっ!おやじ小屋の周りにもサルナシがいっぱいあったぞ!」と喜び、近くのミ
ズキの枝につるを誘引して秋の果実を楽しみにしていた。そしたら初夏に葉が白くなって、「なん
だ〜マタタビだったか〜」とガッカリしてしまった。花が咲く頃になると、枝先の葉の一部の葉緑
素が抜けて白くなる。花後の果実は塩漬けにしたり、マタタビ酒の材料にされる。


さらに一言
和名の由来は諸説あるが、牧野富太郎博士は、本種のアイヌ語「マタタムプ」から来ていると言っている。
果実は2種類でき、普通の先が尖ったものと、マタタビアブラムシの虫えいでにぎりこぶし状になったものとである。
越後では、前者を「あね」、後者を「おば」と呼ぶが、虫瘤となった方が歯ざわりが良いので好まれる。
また猫が好み、陶酔状態にする。この植物に含まれるマタタビ酸がネコ科動物の大脳、脊髄、延髄を一時麻痺させるからである。
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