サンショウ  山椒  (ミカン科)


おやじ山にはたくさん自生している。しかし下の2枚目の写真のように幹の直径が15cm以上のも
のは、めったにない。小屋の直ぐ脇にこの木ともう1本同じ太さのサンショウがある。実に有用な木
なのに少し邪険に扱ってきた。豪雪で根元から大きく傾いても放っておいたりした。そのせいか、も
う1本あった太い木を枯らしてしまった。今考えると実にもったいないことをした。これから反省し
てしっかり育てよう。


自生地は日本海側の多雪地帯に多い。
ご存知と思うが用途は以下の通り。
春の若葉は「木の芽」として和え物、田楽などの薬味として利用。若い果実は「実山椒」として雄花などとともに佃煮。熟した果実は粉末にして「粉山椒」。うなぎの蒲焼などには絶対欠かすことができない香辛料である。その果皮は「七味唐辛子」の香料のひとつ。幹は「すりこぎ棒」を作る。下の写真のような木からは何十本もできそうだ。
樹皮は灰褐色で刺やコルク質のいぼ状突起があり、ごつごつしている。
刺が非常に短い「ヤマアサクラザンショウ」が新潟県や長野県に稀にあると言うが・・・

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