今日は北海道から九州まで、全国5個所の会場で森林インストラクターの1次試験が行われている。5年前、私も東京会場の青山学院大学青山キャンパス9号館でこの試験を受けたが、実に感慨深いものがある。
私の受験日は5年前の9月12日(日曜日)、試験科目は「林業」「野外活動」「森林」「安全と教育」の4科目で、試験開始は9時30分、終了時間は午後3時40分だった。(今、午後3時ちょうど。この時間全国の受験者が最終科目の答案に必死でペンを走らせていると思うと、思わず「頑張れ!」と声援を送りたくなる)
試験当日は、「自分でやるべきことはやった」という思いがあって、テキストもノートも一切持たず、筆記用具と昼食のおにぎりとお茶、それに携帯ラジオだけを持って会場に出かけた。そして試験開始までの時間、会場の大きな階段教室の最上段でイヤホンを耳につけてラジオを聞き、気持ちを静めていた。
試験開始から終了時間まで、設問の殆どが200字、300字という筆記問題で息つく暇も無かったが、全教科が終わった瞬間の気分は、「これで終わった」という安堵感と「結果はどうあれ、俺の実力分は出し切った」という一種の達成感があったと思う。
幸い1度で合格できて、それからの5年間を振り返ってみると、やはりこの資格が取れて本当に良かったと思うことが多々ある。
最大の恩恵は、自然や生き物、環境という同じ方向を向いている素晴らしい人達との出会いがあったことである。この人達との出会いによって多くのことを教えられ、更なる知的好奇心が鼓舞され、そして数々の新たな体験もできた。
今午後3時40分過ぎ、試験が終了して受験者の皆さんは様々な思いに浸っていることだろう。皆さんは精一杯頑張った!その今日までの努力に対し、同じ方向を向いている同士の一人として心からの敬意を表します。お疲れ様でした!
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