スギヒラタケ(食注) 地方名:カタヒラ キシメジ科 |
2004年にスギヒラタケを食って死亡した事故があって以来、毒きのこの仲間入りをしてしまった。郷里で開催されたきのこ品評会でも(毒)の評価である。とんでもない格付けで、このきのこが毒ならマツタケを含めて全てのきのこが毒きのこである。きのこ汁や味噌汁に入れるとよくダシが出て、柔らかい肉質の歯ざわりも含めてしみじみとこのきのこを食す幸せを感じさせてくれる、自分にとってはお袋の味である。杉の倒木に生えるきのこだがマツの倒木にも出る。さしずめマツヒラタケだが、次兄はマツの方の味はイマイチだという。(中毒事件は松枯病予防の薬が注入されたマツヒラタケを食って当たったという説もある) |
上の文章を見てスギヒラタケを食ったらおかしくなった、と言われると困るので「注」と入れた。2004年を振り返ると、この年きのこが大発生した。スギヒラタケも白い傘が例年より大きく成長し、一箇所見つければ籠が一杯になる程だった。という事は2004年は、全国の山で最もポピュラーなこの食菌が大量に人々の胃に入ったことになる。たまたまこの菌が例年になく活性化していた時に・・・今図鑑に(食)と書いてあるきのこもこの年に大量に食ったら、みんな当たったのではないだろうか? 芋煮会鍋の食材には欠かせないきのこで歯ごたえもいい。 |
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