きのこ -森の小人たち-
            ヌメリスギタケ(食)   モエギタケ科
 つい最近までおやじ山にこんなキノコが発生するとは知らなかった。果たして昔から出ていたキノコだろうか? 2010年の秋に作業道路脇の立ち枯れたコナラの木にヌメリスギタケがびっしり生えて、地元のキノコ通の人たちが鮎釣りの長尺竿で奮闘しながら採取していて、初めてその存在を知ったのである。そしてこの年(2011年)、おやじ小屋から三ノ峠山に登る途中で、やはり立ち枯れたコナラの木の洞にヌメリスギタケを発見した。本種とそっくりの地上に発生する「ツチスギタケ」は毒きのこの分類である。
食べ方
 傘のささくれはやわらかく、柄は歯切れが良い。ほどよいぬめりには甘味があり、全体にまろやかな風味がある。ナメコ同様、和風の汁物には特によく合う。
前へ 戻る 次へ