きのこ -森の小人たち-
          ハエトリシメジ(食)  キシメジ科
 秋、皆で採ったきのこを持ち寄って芋煮会をする時、このきのこを提供した人には大いに感謝すべきである。美味しいダシが出て美味さが格段にアップする。何しろハエトリシメジには化学調味料の数倍といううま味成分、トリコロミン酸を含んでいるからである。しかし美味さにまかせて過食すると悪酔いするので、昔から一度に5本以上食べてはいけない、と言われてきた。
 一方トリコロミン酸がハエの捕殺に昔から利用されたことから(きのこをあぶって裂き小皿にのせて水をまぶして放置する)ハエトリシメジの名がある。
食べ方
 あるきのこ図鑑には、「料理方法は万能。但し1人1〜2本以内」と書いてある。まあ、気をつけていただきたい。
 他のきのこと一緒にきのこ汁。たれ汁を使った「つけ焼き」(某きのこの本には、「これが絶妙!」と「!」マーク付きで書いてある)など。

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