きのこ -森の小人たち-
きのこ山の風景(その11)
 2013年の秋はキノコの大不作シーズンだった。地元長岡のベテランきのこ師連中も、「今年はどうしたがろうかのォ〜?」とまったく顔色が冴えなかった。ところが、である。12月になっておやじ小屋の雪囲いに山に入ると、ミズナラやコナラの立ち枯れ木に、ナメコやカンタケがびっしり生えていた。この年は暑い日が10月中頃まで続いて、ようやく気温が冷えたせいだと思う。
 写真のナメコは下の池のすぐ脇のコナラの枯れ木に生えていたが、冬仕度で仕舞った三脚をもう一度取り出して、梯子掛けでの嬉しい収穫だった。
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