秋の山    アズキナシ   小豆梨  別名:ハカリノメ・ヤマナシ (バラ科)
越後では通常「ヤマナシ」と呼んでいる。あの大きな実の生る梨の木の原型である。見晴らし広場を抜けておやじ小屋へ向かう山道の日当たりの良い場所に生えている。
秋の終わり頃、長さ1cmほどの楕円形の果実が赤く熟して思わず足を止めて見上げてしまう。
さらに一言
果実がナシの果実に似て小さいために「小豆梨」である。
秋の終わり頃に赤く熟し、表面にはナシのような白色の皮目がある。
別名の「秤の目」は新枝に白い皮目が並んでついているのを秤の目盛りに見立てた。

おやじ山の木の実の実生りの指標の一つは、このアズキナシの観察がある。
 ここ数年の傾向を言うと、2013年と2011年の秋は大豊作(2011年はブナの実の大豊作<ブナ実年>でもあった)、前年の2012年と2010年は不作、2009年は豊作だった。その前の2008年は・・・?下の写真で見る限り、不作のようである。
 即ち、奇数年が豊作(実生り年)、偶数年が不作(裏年)となっている。
 



前へ 戻る 次へ