秋の山      ツノハシバミ   角榛   (カバノキ科)
秋の山を歩いていてこの実を見つけると嬉しくなる。自然観察林内では作業道路脇にも生えている。果実は底の丸い円錐形で、一つずつ長いくちばし状の総苞(葉の変化したもの)に包まれ、これが1〜4個集まってつく。総苞の外側は剛毛が密生するが、果実は白く、硬い殻を割ると中身は食べられる。長岡では「カシマメ」と呼んで子どもたちは喜んで食べた。
さらに一言
 和名の由来は、長い総苞を角(ツノ)に見立てて呼んだもの。
 セイヨウツノハシバミはヘーゼルナッツの名で親しまれている。
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