秋の山    ミョウガの花  茗荷の花  

 おやじ小屋の周りには何箇所かミョウガ畑がある。少しずつ時期を違えて立派なミョウガの子が次
から次と出てくるので山暮らしの時の食材としては実に重宝である。そして秋も深まってミョウガ畑
が勢いを衰えさせる頃、この真っ赤なミョウガの花(正確には、実が生って弾けたあとの花托)が目
につく。実に珍しい。(「雪国の四季と草木と人間と」(高橋八十八著)では、「万に一つ」と書い
てある)


さらに一言
ミョウガの染色体は異数体で普通は奇数で白い花を咲かせても実は結ばない。それが何らかの影響で偶数体になって実ができた。
越後では、「ミョウガの花が咲くと良くないことが起きる」と敬遠されている。

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