クロバナヒキオコシ
黒花引起こし
(シソ科)
どんよりと曇った秋のある一日、きのこ採りで山をうろついていたら、ハッとするほど鮮やかな紫色の小さな花をつけた野草に出会った。クロバナヒキオコシである。ヒキオコシ(引起こし)の由来は、昔腹痛で苦しんでいた人にこの草を与えたところ、すぐに治った、という伝説から、起死回生の効ありとして名づけられた。
北海道から本州の日本海側に分布する日本海要素植物である。
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