見よ、この威風堂々の苔むした巨樹の姿を! 数百年の間、この山の上で雪深い越後の冬を耐え続け、北越戊辰の戦を見、太平洋戦争の戦火に燃えさかる 長岡の町並みを見て来たおやじ山の主である。今や自然から与えられたふかふかの苔の衣を纏って、ようや く平穏を取り戻した長岡の街を見下ろしている。 おそらく幹の胸高直径は2mはある。山菜採りで、ある地点から黄土に向かう途中で発見した。長岡市の (国の?)天然記念物に指定する価値はあると思っている。その時には是非、発見者の私の名前を記録に残 して欲しい。例えば「関の赤板屋」とか・・・