おやじ山の至る所に生えている。日本海側の多雪地帯にのみ生育する低木の代表種である。
山菜採りやきのこ狩りで夢中になって山を駆け回っていて、ツバキ群落に入っての藪漕ぎだけは猛烈
に体力を消耗してしまう。枝の粘りが強くて体を絡め取られるからだが、この粘り強さが雪深い越
後の県民性を象徴しているとして、昭和41年「新潟県の木」に指定された。通年はあまり花付きの良
い花木ではないが、2011、12,16年と深紅の花を枝いっぱいに咲かせて目を楽しませてくれた。とりわ
け2016年のユキツバキの花色は例年になく濃かった。
|