春の山   ユキグニミツバツツジ  雪国三つ葉躑躅  (ツツジ科)

おやじ山のツツジ科の樹木の中で一番早く花が咲く。
品のいい紫色の花が周りの木々の新緑をバックに浮き立つように映えて、思わず足が止まる。
ミツバツツジは関東から近畿の太平洋側の樹木だが、本種はその日本海要素のミツバツツジである。



さらに一言
分布が日本海側の多雪地帯に偏っているので「雪国ミツバツツジ」である。
「ミツバ」は3本に分かれた枝先に、外側に巻いた葉が3枚向かい合ってついているので。
関東では盗掘によって自生地の個体数が減っているというが、おやじ山ではそんなことが無いように祈る。
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