おやじ山での生活を楽しませてくれる重要なアイテムです。きっと皆さんもやってみたくなるはずです。
(クリック) | (クリック) |
---|---|
山で焚き火をすることの意味は二つある、と思っている。 一つは、不用な物を燃やして灰にし片づけてしまうことである。主に昼の焚き火で、小屋の周りに落ちた杉の枯葉などを集めてどんどん燃やし、ついでに鍋を掛けてきのこ汁を作ったり、アルミホイルの中に食材を詰めて投げ込み、ホイル焼きなどにして皆でわいわい食べたりする。 そしてもう一つは、じっと心を静めて考えるための焚き火である。やっぱり夜がふさわしく酒などが脇にあれば申し分ない。あまり火を大きくせず静かに炎を見つめながら沈思黙考というか・・・何かにそっと近づいていくためにじっと火を見つめて座るような焚き火である。 その他、暖をとったり食事のために煮炊きをする焚き火もあるが、私の定義ではこれらは生活のための単なる「火熾し」である。 しかしいずれの焚き火もそれぞれが楽しく、また実にいいものである。 |
山仕事をしてびっしょり汗をかいて、やはり欲しいのは(ビールもだが)風呂である。そんな思いから構想・・ン年の歳月と、友人N君が就業時間中に自らの仕事をおっ放(ぽ)っての設計図面への妄執と、そして我らの夢を更にバージョンアップして形にしてくれたM工業のHさん夫婦の汗と涙の結晶が、このドラム缶風呂である。 次のページで「私の構想図」⇒「N君の図面」⇒「M工業製作の完成品」の変遷をじっくりご覧いただきたい。 このドラム缶風呂は2003年10月に完成した。早速おやじ小屋に運び、N君がオーナーの俺を差し置いて一番風呂に浸かった。N君が「こりゃあ、いい塩梅(あんばい)だ!」と大喜びでふんぞり返った拍子に煙突で背中をジュッと焼いて飛び出た後で、俺が注意して二番風呂に入った。この日はおやじ池の水を夢中で汲んで入れたのでN君が上がった湯の中には、可哀想にクロサンショウウオが茹だって浮いていた。 |