おやじ山の明るい斜面には必ず生える木で、下刈りをした場所ではヤマウルシと競うようにして出て くる。何とも厄介な樹木だが、初夏の頃に実が熟して甘く食べられる。山で遊ぶ子ども達の格好のお やつである。但し栽培種の「クワ」は果実のチクチク感が殆ど無いが、ヤマグワには雌しべの先の部 分(花柱)が長いとげ状になって残っていていささか食べづらい。