初夏の山   ヤマボウシ  山法師 別名:イツキ・ヤマグワ (ミズキ科)

花期(白い花びらと見間違われるのは実は苞の葉なのだが)が1ヶ月以上も続くロングラン花木の代
表選手である。おやじ山にはあちこちにあって花姿は実にモダンな雰囲気がある。ほぼ同時期に咲
くケナシヤブデマリのシックな感じと何故か相通じるところがある。





さらに一言 「山法師」の名前は、頭状の花序を僧兵の頭に、総苞片を白い頭巾に見立てた。 
一方、花どきは山を覆うまでに咲き盛るので「山帽子」との説もある。
別名の「イツキ」とは花が5月に咲くので「5(イ)月」なのか苞葉を花と思って5ヶ月間咲いているからイツキなのか定かでない。「山桑」は赤く熟す集合果が桑の赤い実と似ていることからの命名である。

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