初夏の山   スイカズラ 吸葛 別名:ニンドウ・キンギンカ (スイカズラ科)

子どもたちが花の奥にある密を吸うから「吸い葛」とも、いやいや漢方でおできの吸い出しに使うか
らだとも言われている。夜や早朝の散歩の途中でこの花を見つけて鼻を近づけると、実にいい香りが
する。それで得意になって昼に人を連れて行って「いい匂いだから嗅いでごらん」と言っても、相手
は「・・・??」である。夜から芳香が強くなるのは花粉を媒介する夜行性の蛾を呼ぶためである。



さらに一言 
別名の「ニンドウ」は「忍冬」で冬でも一部の葉が残るため。「キンギンカ(金銀花)」は2枚目の写真のように花色が白から黄色に変るからである。(それなら「白黄花」でいいじゃない、などと無粋なことは言わないでね)
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