ホクリクネコノメソウ  北陸猫の目草  (ユキノシタ科)

雪解け直後、おやじ山の谷川べりに群生する。早春の谷川の水音と飛沫を浴びながら揺れるこのネ
コノメソウの黄緑色とが、うきうきとした春にとても相応しく感じられる。
一見花のように見える黄色は、花茎の先の葉の色で、実際の花はその上に乗っている茶色いつぶつ
ぶである。
果実に縦の裂目ができるので猫の瞳に見立てて命名された。
この植物も日本海側の雪国地帯に生える日本海要素の植物である。





さらに一言
新潟県から山陰地方の日本海側に分布しているから「北陸」、「猫の目」は果実の縦の裂け目が猫の瞳に似ているからだという。、私には何となくこの黄色い葉の色と形のイメージが、暗闇の中でじっとこちらを窺う猫の目を想起させるのだが・・・。



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