シラビソ  白檜曽  別名:シラベ  (マツ科)

 本来は亜高山帯に生える木で、おやじ山には自生しない。この写真は見晴らし広場の周りに何本か生
えているものである。多分植栽木だろうが低山では珍しいので載せた。
 樹形は端正な円錐形で、長さ5,6cmの青紫色の球果(まつぽっくり)をつける。夏の暑い時に
影を作ってくれる有難い木だが、やはり冬の雪の時期が似合う木である。

 尾瀬の沼山峠などに行くとシラビソとオオシラビソの混生林がある。この2種を見分ける時には、枝を上から観察すると良い。シラビソは葉の付きが粗く枝が見えるが、オオシラビソの枝は葉に隠れて見えない。
 また球果もシラビソの方が小さく、苞鱗は外に出ている。(オオシラビソの苞鱗は外に出ない)

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