山地の尾根から渓流沿いまで生育範囲が実に広い樹木である。割と標高が高い登山道の脇などでも 見かける。写真上段のシナノキは作業道路に入って50mほど歩いた右脇に、そして下段の写真は 鋸山登山道の花立峠に生えていたシナノキである。 同科のオオバボダイジュとの区別点は、葉の裏面に星状毛が無いかあるか(シナノキは毛がない) 、葉の裏面の脈腋に淡褐色の毛叢のある無し(シナノキには毛叢がある)などだが、なかなか判別 しづらい。