オオイワカガミ  大岩鏡  (イワウメ科)

おやじ小屋に向かう山道ののり面にたくさん生えている。常緑の多年草なので、雪消え直後の山で
はぴかぴかと光った大きな葉が良く目立つ。名前の由来もこの大きな葉の光沢を鏡に見立てたとこ
ろから来ている。
オオイワカガミやイワウチワは山で掘って里で育てても決して花が咲かない。もし業者で花の咲い
ている本種を販売していたら今年の春の盗掘品である。これらの種は、山にあればこそ、なのであ
る。





 さらに一言
「イワカガミ」は高山の草地や岩場に生えるが、オオイワカガミは積雪のある日本海側の山地に分布する。
葉は10cm前後と大型で多数の尖った鋸歯がある。
花色は日にちが経つにつれて色褪せてくるが、最初から白に近い花色もある。ちょっと珍しい。
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