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2018年2月27日(火)晴れ
おやじ小屋の雪掘り
 神奈川の森林インストラクターの仲間5人と一緒に、2月24(土)、25(日)とおやじ小屋の雪掘りをやった。今年は数年ぶりの豪雪と伝えられていたので、小屋もすっぽり雪に埋まっているのでは?と気にしながらおやじ山に入ったが、予想外に積雪が少なくて(160~170cm位か?)、まだ経験したこともない豪雪風景を期待(?)していた仲間たちは、何やら浮かない顔つきだった。
 
 おやじ小屋から下ろした雪は、例によってうず高く積んでカマクラを作った。その中にTさん、Kさん用のテントを張って、少しでも暖かく眠ってもらおうという算段である。(そして俺が3月中旬頃から始めるおやじ小屋暮らしで、カマクラは格好の天然冷蔵庫にもなるのである)

 小屋の雪掘り、トイレまでの道付け、カマクラも出来上がって、いよいよ小屋の中で宴会が始まった。囲炉裏に炭を熾し、炉辺に蝋燭を灯し、料理は春に採ったゼンマイと、秋に収穫した何種類もの大量のキノコ、それに鶏肉、大根、セリを煮込んだ越後風雑煮を大鍋で作った。ところが雑煮に入れる肝心のモチを買い忘れ、あまつさえ朝日山千寿を飲料水と間違えて(千寿の1升瓶を、荷揚げで軽くするためにペットボトルに移し替えたので)ヤカンでグラグラに沸騰させてしまったりと、好事魔多しの嘆息頻りだった。(しかし千寿のバックアップに、3ℓパック酒や焼酎霧島などをしっかり買い揃えていたのはさすが我が仲間である)

 山入りした24日の雨、ミゾレの悪天候も翌25日には晴れ間も出て、午前中には山を下った。麓の長岡市営スキー場には休日スキーを楽しむ多くの市民で賑わっていた。翌日からは仕事だというNさん、Sさんの現役二人とはスキー場の駐車場で別れ、Sさん、Tさん、Kさんと俺の4人は越後大湯温泉に向かった。雪掘りの骨休めは雪見の温泉で、というSさんの発案である。

 一晩ゆっくり身体を休め、翌26日は越後魚沼の名所巡りである。外山康雄野の花館でご本人と親しく話もでき、八海醸造魚沼の里で美味しい蕎麦に舌鼓を打ち、塩沢の牧之通りで鶴齢を仕入れて、一路神奈川への帰宅の途についた。
 雪掘りを手伝ってくれたいつもの仲間たちには感謝、感謝である。