明けましておめでとうございます。
おやじ小屋主の年頭の所感にかえて、今日、元日の朝日新聞に掲載された哲学者 梅原猛の言葉を引用させていただき、皆様へのご挨拶といたします。
「日本は国土の3分の2が森で、神社には必ず森を残した。そして日本には、動物はもちろん植物も鉱物もみな仏だという『草木国土悉皆成仏(そうもくこくどしっかいじょうぶつ)』の思想がある。」
「一方、西洋文明にとって森は未開の象徴であり、古代メソポタミアの叙事詩『ギルガメッシュ』で、王様が最初にしたことが森の神フンババを殺したように、西洋には人間は自然を征服できるという思想がある。そういう文明、哲学は変わらなくてはならない。」
そして梅原は次ぎのように結んでいる。
「自然の恩恵を受け、感謝して生きる。そういう文明によって新しい日本をつくるべきです」
今年も「おやじ小屋から」を、どうぞよろしくお願いいたします。
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