夏の山    ツリガネニンジン  釣鐘人参 地方名:ヌノバ (キキョウ科)

「瞑想の池」に向う渓流沿いの道に生えている。名前の通り釣鐘のように花が垂れ下がって咲く。こ
の花が雨に濡れそぼって俯いている姿も、何やら風情があっていいものである。山菜として全国的に
知られており、「トトキ」などの方言名は名高い。郷里でも「ヌノバ」と呼んで山菜として親しまれ
ている。


さらに一言
名前の由来はこの花を釣鐘にみたて根がチョウセンニンジンのように太く白いことによる。
漢方では乾燥させた根を沙参(シャジン)と呼んで煎じて胃薬としている。

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