夏の山    タケニグサ 竹似(煮)草 別名:チャンパギク  (ケシ科)

日当たりの良い荒地や道端にはどこにでも生えているが、どこか異国情緒があってメコン河下流にあ
ったチャンパという国から渡来した植物だと誤認してチャンパギクという名がついた。正式名はタケ
ニグサで茎が中空で竹に似るので、とも、竹をこの草とともに煮ると柔らかくなると思って竹煮草と
も呼んだという説がある。

さらに一言
茎を傷つけると黄色い液が出るが、この中にはアルカロイドを含み有毒である。昔は便所の中に入れて蛆殺しに用いたという。

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