マルバマンサク 丸葉満作 (マンサク科)
3月末、まだ山にぶ厚く雪が残っている時期、雪にどふりながら(どふる:雪に足をとられる、という意味 の長岡弁?)汗だくになっておやじ小屋へ向かう途中、いの一番に出迎えてくれる花木である。 日一日と春めいて来たとはいえ、それでも白銀と薄茶色のくすんだ風景の中で、まるで金糸卵のよう なチリチリの可愛い花びらに出会うと、春を迎える喜びに胸が沸き立つのである。