キクザキイチゲ  菊咲一華  (キンポウゲ科)

おやじ山のあちこちにキクザキイチゲの群落地がある。豊富な雪解け水がある所が好きな植物で、
半日蔭やちょっとした窪地に群落を作る。
早春に咲く小さな草花は雪解けの大地からいの一番に芽を出し、葉を伸ばして急いで花を咲かせる。
そして周りの他の植物が次々に成長し、地面に日陰を作るようになると、これらの早春植物は短い
生命活動を終えて翌春までの長い休眠期に入るのである。
これらの早春植物(キクザキイチゲやカタクリなど)を<スプリングエフェメラル>(春のはか
ない命)と呼ぶ。
こんな早春植物の生命活動を知ると、ますます「可憐だなあ!」と感動してしまう。








さらに一言
別名:キクザキイチリンソウ(菊咲一輪草)
方言:オトコカタコ
「オトコカタコ」の方言は、カタクリの花のピンクを女性、この花の白を男性に見立てた。
地面に膝まづいてじっと目を凝らすと、この花びらの1枚1枚が春の陽ざしにピリピリと小震えしている。なるほどこの花の学名<Anemone altaica>はギリシャ語の<anemos=風の娘>から来ている。
10枚ほどの花弁は、実は全てガク片である。薄いブルーの花色もあって、こちらも実に美しい。

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