おやじ山のあちこちにキクザキイチゲの群落地がある。豊富な雪解け水がある所が好きな植物で、
半日蔭やちょっとした窪地に群落を作る。
早春に咲く小さな草花は雪解けの大地からいの一番に芽を出し、葉を伸ばして急いで花を咲かせる。
そして周りの他の植物が次々に成長し、地面に日陰を作るようになると、これらの早春植物は短い
生命活動を終えて翌春までの長い休眠期に入るのである。
これらの早春植物(キクザキイチゲやカタクリなど)を<スプリングエフェメラル>(春のはか
ない命)と呼ぶ。
こんな早春植物の生命活動を知ると、ますます「可憐だなあ!」と感動してしまう。
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