蝶・トンボ   ギフチョウ  (アゲハチョウ科)
                 新潟県:準絶滅危惧

春、おやじ山にスプリングエフェメラルの花々が咲き始めると、春の女神ギフチョウの出番だ。春
の使者とも呼ばれているこの蝶に出会うと「ああ、ようやくおやじ山に春が来たなあ!」と心底気
持ちがウキウキしてしまう。
ぽかぽか陽気の春の一日、おやじ小屋に向かう山道では何頭ものギフチョウがまるで足元に纏わり
付くように舞って、全く愛おしくて仕方がない気持ちになる。







さらに一言 
ギフチョウは絶滅が危惧されていることから新潟県の準絶滅危惧種、「長岡市稀少生物の保護等に関する条例」の<保護対象動物>に指定されている。

幼虫の食草は、コシノカンアオイやウスバサイシンである。

面白いのは雄は交尾の際に分泌物で雌の腹端の部分を塗り固めてしまう。いわゆる貞操帯を付着させて他の雄との交尾を閉ざしてしまう。なかなか嫉妬深いのである。



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