春の山  ウラジロヨウラク  裏白瓔珞  (ツツジ科)

この花の名前は以前から知っていて、てっきり高山にだけ生える植物だと誤認していた。ところが足
元のおやじ山にはいたる所に生えていて、つくづく思い込みとは恐ろしいものだと反省させられた。
この花をじっと見ていると、まるで色白の雪国美人がうっすらと紅を引いたようで、風情も控え目で
恥かしそうに見える。
ウラジロヨウラクの日本海要素にガク片の長い「ナガガクウラジロヨウラク=ガクウラジロヨウラク」
があるが、ガク片の長さの変化は連続的でどれがどうという判断は難しい。





さらに一言
別名は「アズマツリガネツツジ」。
そして本種の謂れは、葉の裏が白く仏像の頸や胸を飾る珠玉である「瓔珞」に花の形が似ていることからの命名である。
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