春の山  センボンヤリ(春型)  千本槍  (キク科)

センボンヤリは春と秋の2回花が咲き、それぞれ春型、秋型と呼ばれている。小型のタンポポのよう
な花は、上面が白、下面が紫色を帯びた花びらの舌状花と筒状の花とからできている。それでムラサ
キタンポポの別名がある。


さらに一言
夏から秋にかけて花茎が伸びて先端に閉鎖花が集まった頭花をひとつつける。これが秋型の姿である。
「センボンヤリ(千本槍)」とは、この秋の花茎が多数直立した様子を千本の槍に見立てた命名である。
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