春の山    カキドオシ  垣通し  (シソ科)

全く面白い名前を付けたものである。花のあとに茎がつる状になり、垣根を通り抜けて伸びるという
ので「垣根通し→カキドオシ」と命名したのだという。写真はおやじ山の谷川の縁である。垣根など
ありっこない。しかし「垣通し」である。面白いと思わない?




さらに一言別名「カントリソウ」(癇取草)という。子どもの癇を取り除く薬にするからである。

湯之谷温泉郷の大湯温泉近くの<野草料理>のお店でカキドオシとヤマハッカを浮かべたミント茶を飲んだことがある。香り深い実に素晴らしい飲み味だった。
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