春の山  エゾタンポポ  蝦夷蒲公英  (キク科)

雪国で普通に生えるタンポポである。北海道や中部地方以北に分布する。
カントウタンポポはエゾタンポポとヒロハタンポポの中間的な形質をもっている雑種だと言われてい
る。かつてはタンポポは春の象徴だったが、今や開発の進んだ地域では春から秋までヨーロッパ原産
の「セイヨウタンポポ」が見られるようになった。
タンポポの果実は白い「冠毛」と呼ばれるガク片の変化したものに付いて風で撒き散らされる。子
ども達は(中には大人も)これを「ふ〜っ」と吹いて落下傘遊びをする。



さらに一言
エゾタンポポとセイヨウタンポポの違いは、総苞片が垂れていないか否かで見分ける。
エゾタンポポは花の集まりを包んでいる総苞片の外片が垂れ下がらない。(セイヨウタンポポの外片は垂れ下がる)


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