春の山   エゾエンゴサク  蝦夷延胡索  (ケシ科)

おやじ山の奥の「鋸山」の登山道にたくさん生えているが、「瞑想の池」周りにも見られる。
ムラサキケマンなどと同じケシ科の植物で茎を切ると有毒な乳液が出る。
エンゴサクの名は漢名の「延胡索」から来ているというが、ちょっと舌を噛みそうな命名である。




さらに一言
近種に「ヤマエンゴサク」があるが、地中にある塊茎の液が黄色味を帯びていたら本種で、白色ならヤマエンゴサクである。
2008年春におやじ山に来てくれた森林インストラクターのTさんとNさんが本種を見て「ジロボウか?ヤマか?エゾか?」とじっくり吟味し「エゾエンゴサク」と同定してくれた。
花色は赤味を帯びた紫色からブルー、濃い青紫色まで、実に変化に富んでいる。
    春の山