エゾユズリハ   蝦夷譲葉  (ユズリハ科)

めでたい木である。
11月、おやじ山に向かう小道の脇で藍黒色の実を一杯つけたエゾユズリハを見つけた。
同種のヒメユズリハの果序は垂れ下がらずに上を向いているが、本種は果序が垂れ下がる。




蝦夷の名があるが、北海道に限らず、日本海側の多雪地帯の林床に多く生える。(ユズリハは暖地の常緑広葉樹林が生育地)
春先に新葉が出ると、前年の葉が落ちるので、譲葉(ユズリハ)である。成長した子供に後を譲るというたとえで、めでたい木とされている。

木の高さはせいぜい1〜3m、枝は粘りがあってよくしなる。

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