秋の山      サンショウ   山椒  別名:ハジカミ  (ミカン科)
 サンショウの自生地は日本海側の多雪地帯だが、おやじ小屋の周りにも直径15cmほどの太い幹のサンショウが生えている。枝には鋭い棘があり、2本が向かい合ってついている。しかし棘の無いアサクラザンショウの近似種でごくわずかに棘がある「ヤマアサクラザンショウ」と呼ばれる種も、おやじ山には生えている。
さらに一言
 若芽は「木の芽」と呼ばれて薬味に、若い果実は実山椒と呼んで佃煮に、熟した果実は粉末にして粉山椒に、さらに果皮は七味唐辛子の香料のひとつになって、まさに八面六臂の活躍をしてくれる植物だが、あやじ山にはいっぱいあり過ぎて放ったらかしのままである。

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