秋の山     クルマバハグマ   車葉白熊  (キク科)

自然観察林のハイキングコースからおやじ小屋への山道に入ってしばらく歩くと、クルマバハグマ
が道の両脇に整列したようにたくさん生えて出迎えてくれる。道の脇が好きな植物かも知れない。
春から秋の終わりまで、この独特の形状の大葉植物は周りの植物からは際立って見える。

さらに一言
「車葉」(クルマバ)は大型の7〜8個の葉が輪生状につくので車輪に見立てた。
「白熊」(ハグマ)は仏具の払子(ほっす)に使うヤクの毛のことで、茎の先に咲く小花の裂片の様子を見立てたものだという。
先人の観察力、恐るべし。
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