2006年 3月  

<プロローグ>
私は今、越後の里山にある小さな掘立小屋にいます。山仕事の道具をしまっておく物置のような建物です。
広さはせいぜい4畳半程の土間だけの小屋ですが、その真ん中に小さな囲炉裏が切ってあって、ここで火を
見つめているのが大好きです。
小屋の周りはすべて山また山で、普段は私以外誰一人いません。
ここから一番近い民家までは、多分40分程かかると思います。
ここで私は1haにも満たない自分の持ち山の手入れをしながら、生活を始めています。
ようやく会社勤めが定年を迎えたからです。
ヘンリー・D・ソローの「森の生活」のようなことをやってみたかったからでもありますが、
この山は私にとってかけがえのない場所だからです。
それは、この山には私のおやじがいるからです。
そのおやじは、もうとっくの昔に死んでしまっているのですが、
しかし、この山にいると紛れもなく、ガキの頃におやじと一緒にこの森を駆け回っていた時のことを
思い出すのです。
だから、この山は今でもおやじがいる「おやじ山」であり、
この掘立小屋はおやじを思い出すことができる「おやじ小屋」なのです。

それではこのホームページを訪ねてくれた皆さんに、この山の自然とおやじ小屋での生活をご紹介します。

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おやじ山の自然

山の風景−四季−

おやじ山の四季を写真と文章で紹介します。
早春の目覚めから深い雪に閉ざされた冬の眠りまでのおやじ山の風景です。

おやじ山の植物図鑑 早春・春・夏・秋・冬、それぞれの季節の草花と樹木の紹介です。
おやじ山を彩るさまざまな植物をご覧下さい。
山菜−春のめぐみ− 小さい頃から慣れ親しんだ山菜を紹介します。
山菜料理は、ふるさとの懐かしいおふくろとおやじの味です。
きのこ−森の小人たち− 秋になると家族そろって山にきのこ採りに来ました。大黒しめじの大株を見
つけた時の感動は、今でも忘れられません。
動物・昆虫−生き物の世界− さて、おやじ小屋の周りにはどんな生き物がいるのでしょうか?
絶滅危惧種や天然記念物に指定されているいる貴重な生き物もいるのです。

森の生活

おやじ小屋の風景 まあ、どんな棲家に私が住んでいるかというプライバシーの一端を紹介します。
電気もなく旧時代的な生活ですが、私はこれで結構満足しています。
山の仕事道具 日常使っている山の仕事道具です。
焚き火とドラム缶風呂 私の山での生活を楽しませてくれる重要なアイテムです。
きっとこのページをご覧になれば、皆さんもやってみたくなるはずです。
おやじ山風料理レシピ おやじ山で採れたきのこや山菜を使った料理レシピです。
懐かしいおふくろの味と野趣に富んだおやじの手料理を思い出して書きました。
日記−仙人のつぶやき− 私の日々のモノローグです。自分自身の備忘録でもあります。
興味のある方はお読み下さい。
「2024年2月日記」
プロフィール−小屋主の横顔− 自己紹介です。「そんなのいい!」って方は、どうか閉じてください。

森のパンセ

山からのこだま便 山に一人でいると、考える時間が多くなります。
それで、こんな文章をつれづれに書きました。
串田孫一氏の「山のパンセ」は私の愛読書ですが、恐れ多くも、この書物を真似て
大それたタイトルを付けました。
「森のパンセ-その137」