世界文化遺産
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厳島神社(広島県廿日市市)
厳島神社は、推古天皇の時代に佐伯鞍職によって創建されたと伝承されている。社運が盛大に
なったのは12世紀、安芸の守に任官した平清盛の時代で、2度の火災に遭ったあとの現在の社殿
群も、寝殿造りの平安様式を忠実に守っていると言われている。前面には瀬戸内海、背後には神
が降臨する場所と考えられた弥山があり、自然を神とみる日本古来の信仰をそのまま形にした神
社といえる。