高鍋大師(宮崎県高鍋町) |
「あれは、何でしょうね?」と、国道10号線を走りながらkさんが言った。見ると高台の上に大きな 石像群が日向灘を見下ろすように立っている。それで森林調査よろしく、狭い道を探るようにして 丘の上に出ると、「高鍋大師」と称した何とも奇妙な石像の数々だった。観音様や地蔵様、スサノオ ノミコト、さらには水戸黄門の像と、さすが「神話の国・宮崎」の名に恥じない八百万の神のオンパレ ードである。この地で精米所を営んでいた岩岡保吉氏が、半生かけて自ら造像した(何と!)750 体の神々である。 |