知り合いのSさんの友人で、新潟県自然観察指導員で植物に造詣の深い方が、三ノ峠でキクバドコ ロに出会って、今度は「是非花の時期(6月下旬)に見てみたい」と、そんな話をうかがった。 「確か似たようなツル草がその辺に生えていたなあ」と、おやじ小屋の行き来に意識していたら、 「な~んだ」と山道の脇の見慣れた植物である。そして図鑑には「雄花の穂は直立して枝を分け、雌 花の穂は単一で下垂する」「果実は下垂した穂軸に上向きについている」と細かく書いてあって、俄 然自分もしっかり確認してみたいと思った。